代表メッセージ

出会うすべての方とのご縁を大切にし、
絶対に諦めないという気持ちで
我々、そして皆様の未来を創造します。

代表取締役社長 長屋芳広の写真

Yoshihiro Nagaya

代表取締役社 長屋芳広

転機は味付け海苔の容器

1990年代、私たちは(株)丸和産業としてコンクリートの圧送事業を展開していました。当時の代表は常に「人の役に立つ、面白いことができないか」と考え、新しい事業へ果敢に挑戦する方。今の事業を始めるキッカケも、ほんの些細なことでした。味つけ海苔の容器に入った乾燥剤(シリカゲル)に興味を持ったことで、「高温多湿な日本の住環境を改善する商品を生み出せないか」と考えたのです。ご縁のあった地元製造メーカーや大手素材メーカーの力を借りながら商品開発に着手。紆余曲折を経て、布団の下に敷いて湿気を除去する寝具「調湿くん」の開発に成功しました。一方で、同分野への進出は未知の領域です。性能を検証・評価するために、ご縁のあった岐阜大学と共同研究を進めることになりました。

2年に渡る共同研究を実施

岐阜大学名誉教授/小島先生の力をお借りし、岐阜大学地域共同研究センターを中心に(財)化学物質評価研究機構・岐阜県生活技術研究所で多岐に渡る研究が始まりました。除湿機能、脱臭機能はもちろん、調湿機能、さらにはトルエン・ホルムアルデヒド・mキシレン・ジクロルベンゼンなどVOC/揮発性有機化合物の吸着試験まで実施。すべての機能において高い効果が得られることが分かると、学会でも発表され、1994年に共同研究は終了。同年、有名通販サイトに取り上げていただいたことが起爆剤となり、「調湿くん」は多くの方にご利用いただくことになります。そうして今の事業は軌道に乗り、1996年には(株)丸和産業から分社化し、マルワ(株)が誕生しました。

新しい分野への挑戦

品質・性能共に高い評価をいただいた「調湿くん」は現在、形を変えてご愛顧いただいています。原材料である「シリテックファイバー」を活用した様々な商品が誕生し、OEM製品として寝具だけではなく雑貨分野へも進出しました。その他の分野・領域にも湿気・ニオイ・VOCに関する困り事を抱える方はいらっしゃると考えています。産業用機械を海路で輸出入するコンテナの結露防止、製造現場や工場で排出されるVOC吸着、医療現場での脱臭など、業種や利用用途は多種多様でしょう。私たちが予想だにしないケースもあると思います。新しい分野に飛び込むことで多くの困難が予想されますが、その中で出会うすべての方とのご縁を大切にし、どんな時も諦めずに、我々の、そして皆様の未来を作り上げていきたいと思います。